手稲区ってどんなところ?

手稲区は、札幌市の北西部に位置し、西・北・南区、小樽市及び石狩市と接しています、面積は56.77㎢で東西に10.9km、東西に10.9km、南北に9.4kmの広がりを持っており、札幌市の10の行政区の中では6番目の広さを有しています。

手稲区は、市内でも極めて自然に恵まれた地域であり、南西部に位置する手稲山(標高1,023.1m)を源として市街地を流れる軽川(がるがわ)、三樽別川(さんたるべつがわ)、中の川、星置川などの河川には、魚や昆虫、水鳥が数多く生息しています。

手稲区のシンボルである手稲山は、登山やハイキングのほか冬はスキーやスノーボードなど、四季を通じて絶好のスポーツ・レクリエーションの場として市民から親しまれています。北尾根ルート(自然歩道)や山頂からは眼下に広がる札幌の街並みや日本海、さらには遠く増毛連山などの素晴らしい眺望を楽しむことができます。平成26年6月には、その標高にちなんで10月23日を「手稲山の日」と定めました。

手稲鉄北(ていねてつほく)地区 

曙地域・前田地域(一部)・明日風(あすかぜ)地域で形成されています。居住区と工業地域が地区のほとんどを占め、温水プール、図書館、体育館などの公共施設のほか、金属加工や機械製作など多数の工場が稼働しています。明日風地域は、平成19年の土地区画整理事業によって誕生した活気あふれる新興住宅地です。

あけぼの夏まつり
てつほくあそびねっと

星置(ほしおき)地区

星置地域と山口地域で形成されています。星置地域は、小樽と札幌を結ぶ交通の要所で、昭和60年に国鉄星置駅、平成7年にJRほしみ駅が開設され、一気に開発が進みました。山口地域では、地勢を生かし、札幌の特産物として知られる甘みの強いスイカやカボチャを生産しています。地域の歴史を物語る山口運河は、地域のシンボルとなっています。

きらめく星まつり
まちの灯り

稲穂金山(いなほかなやま)地区

稲穂地域と金山地域で形成されています。稲穂地域は、稲の穂がたわわに実ることを夢見て開墾に努めた先祖の苦労をしのび「稲穂」と名付けられました。金山地域は、手稲鉱山の繁栄とともに築かれたまちで、昭和17年に「金山」と名付けられました。両地域とも手稲山の山裾に位置し、現在は自然環境に恵まれた住宅地が広がっています。

金山地域きずなの会
稲穂連合町内会納涼盆踊り大会

手稲(ていね)地区

手稲本町とも呼ばれます。明治13年に小樽の手宮と札幌を結ぶ鉄道が開通し、明治14年には軽川(がるがわ)駅(現在のJR手稲駅)ができるなど、古くから交通の要所として栄え、昭和17年まで軽川と呼ばれていました。平成14年5月には、JR手稲駅の新駅舎と、南北の駅前広場を結ぶ自由通路「あいくる」が完成するとともに、駅南側の再開発事業が行われ、駅周辺は一層にぎやかになりました。

ふるさと軽川どじょうまつり
ふるさと軽川盆踊り祭り

富丘西宮の沢(とみおかにしみやのさわ)地区 

中の川を境に富丘地域と西宮の沢地域で形成されています。富丘地域は、札幌と小樽を往来する役人や旅人たちの休憩所・宿泊所として栄え、西宮の沢を含む宮の沢地域は、札幌市と手稲町との合併を機に開発が進み、平成元年の分区に伴い、西区側は「宮の沢」、手稲区側は「西宮の沢」となりました。現在は両地域の北側にJR函館本線、中央に2本の幹線が走り、交通の利便性の良さと豊かな自然環境を併せ持つ住宅地となっています。

中の川桜づつみを歩こう会
不法投棄撲滅啓発パレード

新発寒(しんはっさむ)地区

西区からの分区前は「発寒」という地名でした。地区内には2つの川が流れており、中の川では四季折々の表情を見せる手稲山を仰ぎながら桜づつみを楽しむことができ、旧中の川では鴨の親子が戯れ、とんぎょ(ニホンイトヨなど)が生息する姿を見られるなど、自然豊かな住宅地として発展しています。

雪に親しむつどい
新発寒地区綱引き大会

前田(まえだ)地区

旧加賀藩主の前田家が「前田農場」を創立したことをきっかけに、昭和17年に地域名称として前田と定められました。区内最大の広さを誇る前田森林公園や市内最大級の屋外プールを備えた手稲稲積(ていねいなずみ)公園など、公園・緑地が多く、春には軽川や旧軽川沿いの美しい桜並木が、地域の人々を楽しませています。

前田まちのお宝活用事業
前田ふれまいまつり

手稲区シンボルマーク

三角形は、やさしく市民を見つめる手稲の山々と、未来に向かって限りなく発展を続ける手稲区を象徴します。曲線は手稲の歴史を刻む「軽川」(がるがわ)と、人情味あふれる区民相互の協調と連帯のひろがりを表します。色彩は木々の緑、さわやかな水辺、澄み切った青空を表現し、これらの豊かな自然を大切にする区民の心意気を表します。
(平成2年3月制定)

手稲区マスコットキャラクター ていぬ

区制20周年を記念して平成21年に誕生。平和とぬくもりの象徴として「手稲」の「て(手)」と「いぬ(犬)」を合わせて「ていぬ」と名付けられました。

手稲区の特産品 サッポロスイカと大浜みやこ

サッポロスイカ
大浜みやこ

手稲山口に多い砂地は、水はけが良く昼夜の温度差が大きいため、スイカなどのウリ類の栽培に適しています。この地で育ったスイカは糖度が高く、「サッポロスイカ」として親しまれています。また冷害に弱いスイカを補完する目的で、スイカ作りの技術を生かして栽培されるようになったのが、みやこ品種のカボチャである「大浜みやこ」です。強い甘みとホクホク感の人気から、テレビ番組や書籍などで紹介され、注目を浴び、手稲を盛り上げる要素のひとつとなっています。サッポロスイカは7月下旬から9月上旬、大浜みやこは7月下旬から9月中旬まで販売されます。

このページの情報は「手稲区ガイド」(令和5年4月発行)から抜粋しています。

手稲区ガイドは、手稲の概要や魅力スポットのほか、避難場所や公共施設の所在地などを掲載したガイドマップです。

手稲区役所1階11番窓口(総務企画課広聴係)や、区内まちづくりセンター、札幌市役所市政刊行物コーナーなどで配布しているほか、下記のリンク先からダウンロードしていただくこともできます。